あしながおじさんの育児休業ブログ

とある平凡なサラリーマン新米パパ(東京都調布市在住)の育児休業体験の記録です。これから育休を取ろうと思っている男性はもちろん、奥さんの参考になれば嬉しいです。

育児休業さん、お久しぶりです。

お久しぶりです。

2024年1月に第2子が生まれ、4ヶ月間の育児休業を取得しています。

今回、2回目の育休に関して記事を書こうと思います。

 

ブログを再び書こうと思った理由

初めて育児休業を取得した時には、まだ男性育休が珍しかったこともあるし、私自身も考えることが多く、経験を発信したい(浅はかな自己顕示欲による)意欲も旺盛にあり、ブログを作って記録しました。

あれから5年経ち、世の中の状況も大きく変わりました。男性育休も取得率が上がっている(17%あるそうです)し、実際に日常的に見るレベルでも私なんかより立派に育児に参加するパパが沢山いることにも気が付きます。別に僕はスペシャルじゃない。

 

そうすると、私の経験なんかも一般化していてわざわざ発信する必要もないのですが、唯一前回と異なるのは、私がいわゆる「管理職」になってから取得したということがあり、その部分で新たに考えることもあったので、私個人の記録・思考の整理として書こうと思うに至りました。

 

今回は、ポイントを絞って2つの記事にしていこうと思います。

では、まずは1回目。

 

 1回目の育児休業をとってよかった理由

いきなり1度目の育児休業の話に戻るのですが、当時の私は育休を「100点満点中51点」と評価しました。理由は色々ありますが、同じ空間・時間にずっと夫婦が居続けることで生まれる葛藤(軋轢・・)もあり、結局妻や子どもにとって良かったのかどうか分からないというのが大きな理由でした。この辺は過去の記事に任せます。

 

が、今になってみると、1回目に苦労して、悩んで、反省したことが、育児以外でも役に立ってとても良かったと思っています。その理由をいくつか挙げてみたいと思います。

(私みたいな頭でっかちは、やってみて失敗しないと学ばないのです。。)

 

① コロナの在宅勤務がスムーズだった

いきなり育児休業と直接関係ないのですが、コロナの感染拡大期に外出規制が敷かれ、多くの会社で在宅勤務や自宅待機になったと思います。その際にネットで話題になったのは「コロナ離婚」。。

この原因は、要するに育休と同じで、夫婦が同じ空間に長期間いるという異常事態に起因するものだったと思います。家にいるのに、家のことをしない夫に対する不満や、個人の時間を持てないことへのストレス、感染防止したいのに飲み会に行く旦那への不信感、積もり積もった不満やストレスから、お互いの嫌なところばかりが目につくようになる。まったく私が育休で経験したことと同じです。

 

極端な「離婚」まで行かずとも、皆さん恐らく多かれ少なかれストレスあったんではないでしょうか。。(特に子育て中の皆さん。。)

 

私の場合は、育休で経験があったこともあって、「経験済」のストレスだったので、コロナ禍をうまく乗り切れたと振り返っています。

 

と、いうことは、コロナを乗り越え、夫婦で一緒に長期間いることにも慣れた方なら、育休もスムーズに行くのではないかなと思います。

これから育休を検討する方は是非コロナの経験を育児にも活かしてください!

 

② 会社の中でよかったこと

育休復帰後、多少の残業はありましたが、基本的にほぼ定時帰宅、コロナもあってリモート会議の際にはこどもが登場したりと、完全に社内で「育児の人」という認知を得ることができました。

このおかげで、長期の出張も残業も(飲み会も)基本的には「頼まれなく」なり、家庭との両立はかなりうまくいっていると思います。(ただ、これは良いことばかりではないのですが。。これはまた次の投稿で。)

 

また、「時間区切り」で仕事をするようになり、仕事のスピードはかなり速くなりました。段取りや計画性を持った仕事、切り捨てる仕事と粘る仕事の判断もできるようになったと思います。ただ定時に帰ったのでは、「子連れ様」と言われてしまいますから、余計に仕事の質と量は意識して取り組むことになったので、パフォーマンスはかなり向上したと思います。

 

もう一つ、私の会社は女性が多いため、子育て中のスタッフもかなりいます。

人手不足の最中ですから、人を採用するにしても、子育て中の方であっても積極的に採用しないと手が足りません。そうした時に、「育児に理解のある人」という立ち位置を確保することができて、うまく子育て中のママスタッフにもやる気を持って仕事をしてもらっている部分はあると思います。

 

個人的には、「育休が会社や仕事にも良い影響を与える」的な話は好きではない(なんでも仕事を理由にしないといけないですかね。。育児くらい、自分の人生のイベントとして純粋に受け取れないものか。。)のですが、必要に迫られたことによって、強制的に仕事のパフォーマンスが上がった、育児中のママ社員から支持を得ることができて業務も進む、というのが私が得た育休の副次的な効果でした。

 

ただまぁ仕事のパフォーマンス向上は育児やっている女性はみんなそうなんじゃないでしょうか。特別なことでもないので、ぼーっと仕事してんじゃねえよ、と思われないように育児パパもがんばり所です。

 

③ 家事・育児を任せてもらえるようになる

これは仕事と同じですけども、家事や育児もある程度、妻に(ある程度)信用して任せてもらえるようになります。これは結構大きなことで、「あれこれ指摘されてやる気なくなる現象(妻サイドから見ると、いちいち爪が甘くてイライラする現象)」もなく、結果として役割分担もスムーズに行くようになります。

 

仕事と同じで、任せてもらうには信頼が必要で、信頼は勝ち得なければなりません!

100点満点をもらえなくても、70点くらいもらって任せてもらいましょう。

 

1回目の育休は、やはり「修行」的な要素はあったのだろうと思います。

器用でない私にとっては、育児や家事を学ぶために必要な時間だったと改めて思います。

私の周りのパパさんを見ていると、仕事と育児を難なく両立しているような器用な方もいらっしゃいますが、そうでない方はやはり一度「OJT」すると良いと思います。

(つつべこべ言わず、まずやれよ、って会社で言ってますよね(笑))

 

2回目の育児休業の様子

育児も人それぞれ、ということを1回目の育休の時に書きましたが、それをさらに実感を伴って感じています。というのも、「1人目に比べて格段に楽」なのです。

楽と言っても、2人でやってようやく「楽」と思えるくらいではあるので誤解のないようにと思いますが、それでも1人目の時は地獄を見た記憶があるので、拍子抜けするくらい育児を純粋に楽しめています。(あ〜も〜、赤ちゃんかわいい!!!とちゃんと思えている。)

 

なんでだろう?と思うと、いくつか理由があるように思います。

 

①役割分担ができている

基本的に、私の役割は幼稚園に通う長男のお世話(お弁当、遊び、送り迎え)を中心に、部屋の掃除や赤ちゃんのお風呂などを担当します。前回と違って、割と妻と私の役割分担が明確にあったように思います。

すると、前回のように、「同じこと」を2人でやって2人で悩んでしまって、家庭内の空気が澱むことがない。

また、役割分担する上で、家事もある程度任せてもらえるレベルになっていることもあったと思います。(多分。その辺の妻の採点は聞いてない。)

 

②子どもの特性

長男の時は、とにかく夜寝ない子で、寝かしつけに1時間、2時間おきに起きて寝かしつけて、、というのが毎日でした。(白目剥いて寝かしつけてた。。)また、泣いてもなかなか泣き止まないとか、少しの音でも起きるとか、抱っこしてないと機嫌悪いとか、おっぱいのむの下手とか、まぁ色々苦労した記憶があります。(思い出すだけで吐きそう。)

 

しかし、第2子の娘は、すぐ寝る、ほとんど無駄泣しない、夜も長く寝てくれる、外でもご機嫌ナドナド、とにかく今のところは育てやすい。まぁこの先わかりませんけども。。

 

同じ親から生まれた子どもでも一人一人特性がかなり違うんだろうと思います。

育児も人それぞれだといいましたが、親のスタイルだけでなく、子それぞれで本当に色々なスタイルになっていくんでしょうね。数えきれないスタイルがあるはずです。

やはり、育児を一般化して語るのは、ナンセンスです。

 

声の大きい人の意見だけで語るなとおもいます。

 

③長男の存在

これが一番大きかった気がします。

幼稚園に通う長男がいることで、生活リズムが崩れませんでした。

朝ちゃんと起きて、夜ちゃんと寝る。これってやっぱり大事です。

 

また、大人2人だけにならなかったことも大きい。

夫婦2人だけだと、会話もだんだんとなくなってしまいます(いや、仲悪いわけではないんだけども。。。)が、長男がいることで幼稚園の話を家庭に持ち込んでくれるし、幼稚園に送り迎えに行ったり行事に参加することで、先生方やママ友たちとも会う機会があるので、閉鎖空間の中での育児にならずに済みます。家庭内の空気が入れ変わるのです。

 

幼稚園という場所を通じて、ある程度社会とのつながりを持って過ごすことができるのは、精神衛生上、とても助かることでした。

 

長男さまさまです、ホント。

2回目の育休がうまくいっているのも、彼のお陰です。

いつかお礼を言おうと思います。

 

 

 

さて、そろそろこの記事はおしまいにして、次回は、

「子連れ管理職様」が思う育児と仕事

ということについて触れたいと思います。今話題の「子連れ様」です。

管理職として、どう自分や周囲の育児や育休を考えるか、私の意見をまとめたいと思います。